【★図解・行動分析付き】購買行動 |「モコ」の買われ方・選ばれ方

自動車「モコ」の消費者行動図鑑

「自転車が積める」が決め手。

 「モコ」は、「車検の為、車を変えようと思い」「日産にデイズを見に行った際に、モコがママに嬉しい機能満載の車」だと認知、魅力を感じた、というコンテクストから、「日常の買い出しに行くときに便利」と思われ、購買されていると考えられる。

【回答者プロフィール】
 今回「モコ」を購入した回答者は、宮城県の30代女性。専業主婦。車は週に6日程、日常の買い出しや近場をドライブする時に利用しています。

 この消費者の特長として、「不協和解消型」であることが挙げられます。不協和解消型とは、商品カテゴリへの関与は高いが、商品の知覚差異が小さい場合に当てはまる類型で、他に該当する商品としては冷蔵庫などのような白物家電が該当することが多く見受けられます。このことから読み取れるのは、この消費者にとって自動車は「あまり差がわからないもの」であり、自分から情報収集して商品比較するような行動はあまり取らず、店舗で「ママに嬉しい機能満載の車」であることを販売員より勧められたことが、購入の理由の起点となっています。

 このように、自動車について自分で情報収集をあまりしない消費者に対しては、購入時の説得が購買に強く影響を与えており、ママに嬉しい機能についても「子どもの送り迎え」「日常の買い出し」など、ママの生活文脈に沿った利点をコミュニケーションすることが、消費者が自身の選択に納得して購入を決めることを後押ししていると考えられます。

参考URL:http://www2.nissan.co.jp/MOCO/
※参考URLは、回答者が自由記入で記載した商品名の回答結果から、該当すると思われる商品を掲載しています。サブブランド名やモデル年度等、URLで掲載する商品と回答者が答えた商品が異なる場合がある点、ご了承ください。

・さらに詳細な分析を行う場合は、以下のレポートサンプルを参照ください。

コンタクトポイントで、狙った体験を提供できている?


商品の買われ方の様々なパターンを知りたい。


自社商品が、消費者の”自分ゴト”になってくれるには?


消費者が自分たちの商品を連想するようになってほしい。


消費者はどんな体験を経て、商品を買っている?


自社商品がどのように買われているかを全体像を把握したい。


何故、買われないのか?
何が問題でどう対処すべきか?


多くの人に選ばれ、買ってもらうには、何をすれば良いか?