【★図解・行動分析付き】購買行動 |「わさビーフ」の買われ方・選ばれ方

スナック菓子「わさビーフ」の消費者行動図鑑

「いつもと違う味が欲しい」が決め手。

  「わさビーフ」は店頭陳列接触により、「ポテトチップスを買いたい」という気持ちが想起され、「みんなでわいわい食べたい」というコンテクストから、「ちょっと刺激的な味が欲しい」「いつもと違う味が欲しい」という基準で比較されて購買されていると考えられる。

【回答者プロフィール】
 今回「わさビーフ」を購入した回答者は、茨城県の30代男性。スナック菓子は「ブランド」を重視して選ぶ傾向がみられ、今回はスーパーマーケットで購入しています。

 この消費者の特徴的な行動としては、「わさビーフ」を「みんながワイワイ食べられる」「いつもと違う味がほしい時」に位置付けていることが挙げられます。特に、「いつもと違う味がほしい時、特徴的」であることは「楽しい」と回答しており、特徴的な商品であることが、商品選びやみんなでワイワイ食べるときの楽しさにつながっていることが読み取れます。

 また、この消費者のスナック菓子選択行動は「バラエティ・シーキング型」に分類されていますが、商品選択時の重視点は「ブランド」が最も高く3割を占めています。これは、普段購入するスナック菓子はブランドで選んでいるため、今回の「わさビーフ」のような商品は、特徴的な味の商品ブランドとして確立しているからこそ、選ばれたとも読み取れます。例えばわさビーフの他にも「カラムーチョ」のような、ポジショニングが明確な商品であれば、前述したように「特長的な味」であることを押し出したマーケティング施策が考えられますが、対象の商品が新製品で、ブランドを作り上げている段階の商品の場合、まず商品のポジショニングを確立することから始める必要があると考えられます。

 以上より、特長的な味をUSPとする菓子については、特長的な味であることをポジショニングし続け、ブランドを構築していくことが必要と考えられます。ですが、対象の新商品の場合はマーケティング予算が潤沢ではない場合が多く、予算の面でも制約を課せられた上での施策検討となると考えられますので、SNSを用いて「みんなでワイワイ」をポジショニングするキャンペーンを実施する等も有効と考えられます。

参考URL:http://www.8044.jp/yamayoshi/01_shopping/detail.cgi?t_no=12166
※参考URLは、回答者が自由記入で記載した商品名の回答結果から、該当すると思われる商品を掲載しています。サブブランド名やモデル年度等、URLで掲載する商品と回答者が答えた商品が異なる場合がある点、ご了承ください。

・さらに詳細な分析を行う場合は、以下のレポートサンプルを参照ください。

コンタクトポイントで、狙った体験を提供できている?


商品の買われ方の様々なパターンを知りたい。


自社商品が、消費者の”自分ゴト”になってくれるには?


消費者が自分たちの商品を連想するようになってほしい。


消費者はどんな体験を経て、商品を買っている?


自社商品がどのように買われているかを全体像を把握したい。


何故、買われないのか?
何が問題でどう対処すべきか?


多くの人に選ばれ、買ってもらうには、何をすれば良いか?