「"各コンタクトポイントが狙った消費者体験"と、"消費者が複数のコンタクトポイントを通して得た体験"の両方の視点で、コミュニケーション施策がもたらした消費者体験を評価しましょう。」
【分析の背景と概要】
近年のコミュニケーションプランニングはクロスメディアで行われることが多く、複数のコンタクトポイントを用いて一貫した消費者体験を提供できるように設計されています。消費者行動図鑑のカスタマージャーニーレポートのように、消費者体験を「カスタマージャーニーマップ」のように体験のストーリーを軸に理解する試みも近年益々重要視される傾向があります。
その一方で、実際にコミュニケーションを設計する際にはプランニング全体を統括するマネージャーの下には、コンタクトポイントごとに担当者が割り振られている現状もあります。つまり、消費者体験でクロスメディアを一貫させることが重要視される一方で、現場ではコンタクトポイントごとに詳細な計画を立て、実施する体制であり、消費者一貫した体験の評価と同時に、コンタクトポイントごとに目標とした消費者体験を与えられていたかを評価する必要があると言えます。
そこで、コンタクトポイントエクスペリエンスレポートでは、消費者個人の体験を軸にして"水平に見る"読み方と、コンタクトポイントを軸にして"垂直に見る"読み方の両方を提供し、現場視点でのレポート解釈を可能としています。