【★図解・行動分析付き】購買行動 |「HPデスクトップPC」の買われ方・選ばれ方

デスクトップパソコン「HPデスクトップPC」の消費者行動図鑑

「カスタマイズ」が決め手。

 「HP デスクトップPC」は、「使っていたパソコンの調子が悪くなった」際に「安く」「カスタマイズ出来る」ことが魅力となり、購買されている。

【回答者プロフィール】
 今回「HP デスクトップPC」を購入した回答者は、宮城県の30代男性。自由業で、PCは仕事、ネットショッピング、オンライントレードで使用している。今回はネットの公式サイトで購入しています。

 この消費者はデスクトップPCを選ぶときは「価格の安さ」を最も重視しており、グラフの行動プロセスからも「使っていたパソコンの調子が悪くなった」→「安い」→「カスタマイズして購入できる」→「購入」と、非常にシンプルな購買行動プロセスであると読み取れます。
 また、安く買うために公式オンラインショップでカスタマイズして注文することで、不要な機能を落として安くするなど、合理的な安さを実現する傾向がみられます。これはグラフの随所に「納得」というキーワードが出ていることからも、ただ安いだけではなく納得できる安さであることを求めていると読み取れます。これは、評価基準で「made in japan」が挙がっていることからも、安さ一辺倒ではなく、一定の品質も求めていることの現れであると考えられます。

 以上より、この消費者のようにデスクトップPCを買い求めるユーザーの行動としては、「安く、けど納得できる安さであること」が選択の背景にあると考えられます。以上より、もし国内PCメーカーのマーケティングの立場で対策を考えるならば、この回答者のような必要最低限の機能を備えた廉価版ラインナップであり、日本製であることの信頼感を全面に出したパッケージで商品を企画することが有効と考えられます。

 また、もし海外PCメーカーの立場でマーケティング施策を考えるならば、安さの「合理性」をコミュニケーションすることが、日本製ブランドに立ち向かう切り口になると考えられます。安いことで、漠然とした全体品質の悪さと捉えられてしまう場合は日本製ブランドと比較して品質が悪いというイメージが強調されてしまうと考えられます。そのため、安さの秘訣、ポイントを明確に伝えることが、納得して購入してもらうためのカギとなると考えられます。

参考URL:http://www8.hp.com/jp/ja/home.html
※参考URLは、回答者が自由記入で記載した商品名の回答結果から、該当すると思われる商品を掲載しています。サブブランド名やモデル年度等、URLで掲載する商品と回答者が答えた商品が異なる場合がある点、ご了承ください。

・さらに詳細な分析を行う場合は、以下のレポートサンプルを参照ください。

コンタクトポイントで、狙った体験を提供できている?


商品の買われ方の様々なパターンを知りたい。


自社商品が、消費者の”自分ゴト”になってくれるには?


消費者が自分たちの商品を連想するようになってほしい。


消費者はどんな体験を経て、商品を買っている?


自社商品がどのように買われているかを全体像を把握したい。


何故、買われないのか?
何が問題でどう対処すべきか?


多くの人に選ばれ、買ってもらうには、何をすれば良いか?